-目次-
1.民族音楽とは
2.「ズレ」とは
3.キーワード

1.民族音楽とは 


色々な辞書、サイトによってその説明は様々です。
ここに載せるとごちゃごちゃになるので書きません。
民族音楽(Wikipedia)

とにかく、簡単に説明すると、
「世界のいたるところの民族が伝え残してきた音楽」です。
民族音楽ブログ写真


それと他にも
「西洋の古典音楽(クラシック音楽)や
大衆音楽(ポピュラーミュージック)でないような音楽」

という意味合いで使われることもあると思います。


しかし、元を辿ればどんな音楽であっても、
それらはどこかの民族が生み出し、伝え残してきたものであり、
クラシック大衆音楽も、
全て
民族音楽だとする考えもあります。
クラシック音楽ブログ写真


言い換えれば、
民族音楽は、世界中の多くの人に聞かれるような有名なものになった時、
民族音楽と呼ばれなくなるのかもしれない、ということですね。



例えば、人との会話でこんなセリフを聞いたことがあります。

民族音楽って、すごい複雑な音程や、リズムが出てきたりするから、
楽譜に正しく表記できないものとか多いよね!!」



何も間違ってないんですけど、
あえて、言い返すとすれば、こんなことが言えます!

「まず第一に楽譜というものは
西洋音楽(クラシック)という民族音楽の中で発明されたもので、
それは西洋音楽を書き残すための書き方なので、
異なる土地で生まれた異なる民族音楽を、
西洋音楽用の楽譜という書き方で、
書こうとすること自体ナンセンスなことです。
それは書けなくて当然のことです。」
楽譜ブログ写真


つまりクラシックも1つの民族音楽であり、

世界は、様々な種類の楽譜では当然表現できないような音楽
で溢れているということですね。

2.「ズレ」とは 

今回のテーマにある「ズレ」とは、様々な種類の「ズレ」を指しています。

リズムの「ズレ」
音程の「ズレ」
拍子の「ズレ」


などなどです。

「ズレ」と表現するからには、それが何からズレているのか、
という基準となるものが必要になってきますね。

そういったことも含めて、今回ライブ講義で説明いたします。


ライブ講義の主な内容は、

様々な土地の民族音楽を紹介し、
その特徴の中でも「〜のズレ」に着目して、
「それをどのように、我々は自分の音楽に活用することができるのか」

「みんなの知っている音楽にどのような部分に用いられているのか」 

そういったことを紹介したいと思います!

3.キーワード


今回のライブのお話で、出てきそうなキーワードを挙げておきます。
(テーマと直接関係ないものも含まれているので、もしかしたら今回ライブで触れられないキーワードもあるかもしれませんが、気になるキーワードがあれば直接ご質問ください。)


・日本の民族音楽
・短歌、俳句のリズム
・あんたがたどこさ
・モロッコの民族音楽(グナワ)
・曲中で変化する基準音程
・Jacob Collier(ジェイコブコリアー)
・微分音
・Janelle Monae(ジャネールモネイ)
・ウインナーワルツ
・音律
・純正律
・平均律
・坂本龍一(YMO)
・Hip Hop
・ネオソウル
・J Dilla(ジェイディラ)
・D’Angelo(ディアンジェロ)
・Questlove(クエストラブ)
・酔ったリズム
・Chris Dave(クリスデイヴ)



このお話の続きは!!!
高知のCafe Clef での小松ライブにて!
今回新しくCDも製作しましたので「レコ発」も兼ねております!
音楽ふしぎ発見clef

このイベントでは、
小松が一人演奏の可能性に挑戦します。
それと同時に、
毎回1つのふしぎな「音楽の謎」について、ミステリーハンター小松と一緒に紐解いていく、といった内容になります。

第三回のミステリーテーマは、
前回の「自然界に存在しないメトロノーム-人工的なズレ-」の
ちょっとした続き!
ズレの心地よさ・民族音楽編です。

このブログを読んで、気になってしまった方は、ぜひ足をお運びください!
ライブにて、詳しくその謎に迫っていきたいと思います!

平成最後の7月21日(土)です!
ぜひ遊びに来てください!

小松洸陽の
「レコ発」&「音楽ふしぎ発見」-ズレの心地よさ・民族音楽編-
7月21日(土)
Cafe Clef (高知県いの町天王南4-1-1)
open 19:00 start 20:00
入場料:1ドリンク代+投げ銭