-目次-
1.面白くないメトロノーム練習
2.メトロノームゲーム
3.LEVEL1
4.LEVEL2, LEVEL3
5.LEVEL4,その他3連リズム
6.クイズ



1.面白くないメトロノーム練習


メトロノームの練習は
大事!大事!ってめっちゃ聞きますが、

あんな地味な練習、
長時間できませんよね。

面白くない、
なんというか、
「ゲーム要素」が欠けてますよね、

ということで、
「ゲーム要素」
足しましょう!



2.メトロノームゲーム


メトロノームの使い方って
いくつも種類があるんです。

それをレベルごとに分けたので、

ゲームのステージクリアするみたいに
挑戦してみてください。
ブログ ゲーム メトロノーム

色々な種類に挑戦して、
「このレベルいきなりむずっ!」
「これはさっきの低いレベルのやつより簡単かも!」

なんて思いながら
楽しんでいると、
気づけば、
余裕で何時間もやってしまっていることが
僕はよくあります!


「今日はこのレベル!」
「このレベル苦手すぎるから、
これだけ今日やってみよう!」

とか思いながら楽しみながら
やってみてください。

ちなみに実際の練習効果は、
絶大かと!!



LEVEL3,4あたりを練習して
モノにすると、

今まで聞いてきた曲が、
全く違うように、
細部までズームして、
見えるようになった感覚になりました!

曲を写真で例えるなら、
「画素数めっちゃ増えたくない!?」
って感じです。
ブログ 写真フォーカス


同じ写真(曲)から得られる情報量が、
これまでより明らかに増えた
という意味です。


楽しくて
練習の効果も大きいなんて、

そんなうまい話があります。



3.LEVEL1

LEVEL1-1基本中の基本
一番多いメトロノームの使い方
じゃないでしょうか。

この練習は大事!!!
だけど面白くない!!飽きた!!

そんなあなたに
LEVEL1-2です。

今まで表拍でなっていたメトロノームを、
裏拍になるように演奏しようということです。

音符でいうと、
八分音符の裏にメトロノームが鳴ります。

慣れるまで少し時間はかかりますが、
一回感覚を掴めばあとはできるはずです!

ウラ、ってホントに大事、、
ブログウラ

この感覚を掴むと、全然違う世界が見えてくるはずです。
表拍だけの練習じゃ辿り着けない世界です。



ここから先全てのレベルのコツは、
メトロノームを楽器だと思うことです。
ブログ メトロノーム楽器

メトロノームというメンバーと、
一緒に演奏している感じです。

メトロノームとのセッションです。


だから一人での練習でも、
これまでと違って、
なんだか楽しいぞ
という感覚に陥りやすいのです。



そして
LEVEL1-3はかなり難易度上がります、

16分音符の
2番目に鳴らすパターンと、
4番目に鳴らすパターンです。

普段のメトロノーム練習をしっかりしている人でも
いきなり成功させるのは難しいかも、

でもそれだけ面白い練習だということです。


頭拍ばっかりに合わせる練習とは違って、

自分の演奏とメトロノームの間に、
単純でないリズムが生まれる
ので、
それを感じながら、
面白がって挑戦するのがオススメです。

結果、それが良い練習になります。



そしてうまく行った時の楽しさは、
LEVEL1-1,1-2の比ではありません。

楽しすぎて、
ずっとこのメトロノーム練習を
やめられなくなるかもしれませんので
気をつけてください。


LEVEL1-2,1-3は難しくてなかなかできない、
という方も諦めないでください。


もしかしたら、
LEVEL2はできるかもしれません!!

難易度を決めるのが難しかったのですが、

LEVEL1-2,1-3よりも、
LEVEL2-1,3-1の方ができるという方は
いっぱいいるはずです。

ややこしいですが、
とにかく全レベルについて、
少しずつ、
試してみてください!!

自分の苦手、得意な部分
わかるはずです。



4.LEVEL2,LEVEL3

LEVEL2は、
今までの設定の数字を半分にするやり方です。

自分の演奏のテンポは全く一緒ですよ!

メトロノームの設定だけ半分にします!

こういうことです!

クリック音とクリック音の間の
間隔が倍になりました!

メトロノームのガイドがなくても、
テンポがキープ
できるのが理想ですよね!

ということは、この間の空間が
長くなれば長くなるほど
難しくて、
良い練習になるんです!

つまり、
メトロノームの数字は、
小さいほど
良い練習
になります。



LEVEL3に至っては、
テンポ30ですから!!

元の数字の3分の1という設定ですが、

そうすると、
4拍の塊(4拍子)の曲を練習する際、

クリック音が、
1拍目、4拍目、3拍目、2拍目、1拍目と
小節の中のクリック音の鳴る位置が変わっていきます。
(動画のLEVEL3-1を確認するとわかりやすいと思います。



これがまた難しいです。

この練習の意味は、
全ての拍に対して、
クリック音が必ず満遍なく鳴る
ところにあります。

それでいて、
クリック音とクリック音の間の
間隔が長い
んです。

1拍毎に毎回鳴る練習(LEVEL1-1)では
毎拍きちんと合わせられる人でも、
メトロノームが無くなると
一気にブレブレになっちゃう人がいます。
自分では気付きづらいのですが、
いっぱいいます。僕もその一人です。)
ブログ はてな

そんな方のために、
この空白の時間が多くなる、
小さい数字での練習が、
すごく有効
になってきます。


そして、LEVEL3-3ぐらいから、
元のテンポも3分の2である、
60
という設定でやっています。

こうすると、
1.5拍分(4分音符1つ+8分音符1つ)ずつの間隔で、
クリック音が鳴ります。

つまり、表拍と裏拍の位置で交互に、
クリック音が鳴る
、という面白い現象が起きます。

これも表の感覚を掴む練習と、
裏の感覚を掴む練習が、
同時にできる
ようなものなので、
とてもオススメです。




LEVEL3-4はテンポ設定60のままで、

クリックの鳴る位置を16分音符1つ分ズラします。


そうすると、
驚きます。

16分音符の2番目と4番目の位置で、
クリック音が交互
になります。


16分のウラが命となる音楽のジャンルは
たくさんあります。

特にファンクのギターのカッティングなんか、
16分のウラを禁止されたら、成り立ちませんよね。


ぜひこのパターンで、
16分ウラをマスターしましょう。



5.LEVEL4,その他3連リズム


ここが一番面白くて深いレベルです。

メトロノームの使い方は無限だということが、
このLEVEL4で判明します。



4分音符1つ分ずつの間隔でクリック音が鳴る設定が、
90ですが、

次は、4分音符1つ+16分音符1つ分
(1.25拍分)ずつの間隔で、
鳴らしたいと思います。

クリック音の間隔の長さを4分の5倍にしたいので、

こんな時は、
その分母分子を入れ替えた
逆数の「5分の4」を、
元の設定数字90にかける
と、
求める設定数字が出てきます。
ブログ 数学 電卓


数学苦手な方は、

とにかく、クリック音の間隔を?倍したい時は、
その?の逆数(分母分子を入れ替えた数字)
元の設定数字にかけると、
求める設定数字が出てきます。



例えばクリック音の長さを2倍にしたい時は、
2(2は「1分の2」という分数だと言えます)の逆数である、
「2分の1」を元の数字にかける

90×2分の1=45 です。
つまりこれは、
LEVEL2のパターンのための計算です
単純な計算です。


とにかくLEVEL4のパターンはこちら!

最初のパターンは、
4分音符1つ+16分音符1つ
(16分音符5つ、1.25拍)ずつの間隔
で、

次のパターンは、
4分音符1つ+16分音符3つ
(16分音符7つ、1.75拍)ずつの間隔
で、


最後のパターンは、
8分音符1つ+16分音符1つ
(16分音符3つ、0.75拍)ずつの間隔
で、

クリック音が鳴っていきます。



4分音符を基準で頭で考えながら、
クリック音との16分音符の綺麗なズレが、
生まれていく感覚
です。

例えば16分音符5つずつのパターンなら、

頭の中で、

ピッッッ、ウピッッ、ウンピッ、ウンウピ
ウンンン、ピッッッ、ウピッッ、ウンピッ、、

(ピ=クリック音、ウ=16分休符、ウン=8分休符、
ウンウ=付点8分休符、ウンンン=4分休符)

を意識しながら弾きます。

慣れるまでこの呪文を唱えると、出来る様になります。


このLEVEL4ができれば、
メトロノームはダチ
です。
親友です。

いつだって一緒にセッションできる仲間
そこにいるということです。


3連リズムもこれまでと同じことの応用です。
オススメは3連の2番目練習です!!!



6.クイズ 


最後にクイズです!!!

今までの説明から考えると、
必ずわかります!!!



もちろん自分のメトロノームは使わずに、
この動画のメトロノームの数字と、
この演奏とのズレ
を聞いて、
答えを出してみてください!!✨




基本のLEVEL1-1も大切!!!

他のパターンも
それと同じくらい大切!!!

メトロノームは友達!!!