-目次-
1.ハーモニクスコードとは?:その作り方と弾き方
2.使いやすさNo.1コード!曲中でももちろんエンディングでも!
3.不思議な響き!エンディングにもってこい!
4.限られた用途!だからこそ面白いコードたち!
5.まとめ 
6.番外編:Em7(13)

1.ハーモニクスコードとは?:その作り方と弾き方

ハーモニクスコードとは、ハーモニクス音と、6弦(5弦でも可)の実音ベースを混ぜることによって生み出される、便利で素敵で特殊なコードであーる!!!

使う人はすごい使うんですけど、意外とあまり知られてない気がするんです!

※ちなみにこの「ハーモニクスコード」という名前はたった今思い付いたものなので、調べても出て来ないと思います。

様々なポジションでハーモニクス音は出せますが今回は12,7,5フレット、この3箇所のハーモニクス音のみでコードを作っていきます。(4フレット上のハーモニクス音を使っても色々できますが、音が高すぎる&出しづらいので今回は省きます。)

12フレット上のハーモニクス音は、1オクターブ上の開放弦の音
  5フレット上のハーモニクス音は、2オクターブ上の開放弦の音
  7フレット上のハーモニクス音は、1オクターブ上の7フレット実音

このことを利用し、今回は1〜4弦の同フレットハーモニクス音6弦(5弦でも可)の実音を混ぜ、コードを作ります。

とにかく!文字で説明してもイメージがしづらいので、
まず2つ!ハーモニクスコードの例を挙げます。

どん!
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こんなコード表見たことありますか??!!僕は今初めて書いて、初めて見ました。

ひし形みたいなのは、ハーモニクスです。つまり6弦8フレットを押さえながら、
1〜4弦は12フレット上に触れるだけで鳴らします。5弦は鳴らしません。

これ、CM7(9)ってコードになります!コード名と使用例はあとでまとめます!

押さえ方はこんな感じです。
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使っているのは人差し指と小指だけだと伝えたくて、中指と薬指を畳んでいますが、全然畳む必要はありません。
実際僕はもっとこうなりますね。どっちでもいいです。使っているのは人差し指と小指だけです。
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とりあえず弾いてみてください、ものごっつ良い感じなんで。
慣れないと少し最初は出すのが難しいかもしれません!でもコツを掴むのに時間はかからないはずです。

○ピックの場合は、6弦側から5弦を避けてポロロンとゆっくり弾くイメージで、
できるなら、左手の人差し指の腹で5弦に触れてミュートしながら弾くと完璧です。

○指弾きの場合は、親指で6弦、他の指で1〜3弦や、2〜4弦を弾くなど。必ず1〜4弦全てを弾かないといけない訳ではないので、自分の好きなように弦を選択してオッケーです!

ポイント:6弦の実音が鳴り続けている間に、ハーモニクス音を鳴らす感じです。実音が消えないよう気をつけましょう!

ちょっとしたストレッチにもなって、左手のエクササイズにも良いと思いますよ!

★一回ハーモニクスが鳴りさえすれば、1〜4弦のそのフレット上に指を置いておく必要はないので、6弦の実音のフレットを押さえておくだけで構いません。

★どうしても弾き方がよくわからない場合は、5.まとめに貼っている動画を参考にしてください。

ちなみに、先に1〜4弦のハーモニクスを先に鳴らしておいて、その音を弦に触って消さないよう気をつけながら、6弦の実音を後から弾く、という手もあります。

こうすれば左手のストレッチをする必要もなくなりますし、後からベース音が足されるその響きがとてもクールなので、オススメ技です。



こんなコードもあります!
どん!
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これはD6というコードになります。

今度の押さえ方はこうなりますね。
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小指で6弦を押さえて、人差し指で1〜4弦の7フレット上に触れています。

違う角度から、
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とりあえず試しに弾いてみてください。

鳴らしづらい場合は、これも全く同じD6です。
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なぜか距離が狭いと逆に鳴らしづらかったりもしますが、やりやすい方を選んでください。

どうですか??実音とハーモニクスのコラボ、なんとも心地よくないですか?

「でもこのコードどうやって、曲中に使うの??」っておもいました??

いや普通に!!!いつものコードたちと一緒に!さりげなーく使ってください!
さりげなーく使うのが一番クールですから!!

「いやどういう風にさりげなーく使うのよ、、」っておもいました??

弾き語りの伴奏に盛り込んだり、もちろんソロギターに盛り込んだり!!

このハーモニクスコードは
ジャカジャカストロークには向いてないのですが、

たとえジャカジャカする曲中であっても
いきなりポロローンと、
このハーモニクスコードを
長い音符やアルペジオで織り交ぜてみてください!
大アリです!
曲中の良いアクセントになります!

そして使えるコード進行例、まとめました!!!

他にもまだまだたっくさんコードは作れるので、それらも全部!どうぞ!!!


2.使いやすさNo.1コード!曲中でももちろんエンディングでも!

・G6
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人差し指と小指、もしくは人差し指と薬指を使ってみてください。

5フレットハーモニクスは少し出しづらいですが、左手の指で5フレット上の鳴りやすいポジションを試行錯誤してください。
ポイント:右手はよりブリッジ側をピッキングするとハーモニクスは鳴りやすいです、エレキでしたらリアピックアップの方が鳴りやすいです

★両方とも同じG6ですし、例えば、1〜4弦の12フレットハーモニクスを鳴らして、それが鳴り続けている間に6弦の3フレットの実音を鳴らすのもありという訳です!アイデアって色々ですよね!

・D6
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☆コード進行例【G6,D6は、トニック、サブドミナント、ドミナント、なんでも使えます。】
KeyG G6→C→D→Em、KeyD D→Bm→G6→A
KeyA D6→E→A→F♯m、KeyG Am→Bm→C→D6
KeyD G6→A7→D6(エンディング)
など

※コード進行例の太字以外はあなたのいつもの押さえ方でどうぞ。
※(エンディング)というのは、曲の一番最後の部分で、ジャーン!ってかっこよく一発コード弾いて終わって決めたりするあの最後の一発に、このハーモニクスコードを持って来てはいかがでしょうか、という意味です。


・Em7
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・Bm7
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☆コード進行例【Em7,Bm7は、トニック、サブドミナントなどで使えます。】
KeyEm Em7→D→C→B7、KeyG G→Em7→Am→D
KeyF♯m Bm7→C♯m→F♯m、KeyA A→Bm7→C♯m→D
KeyBm G→F♯7→Bm7(エンディング)



ここからかっこいいコードネームが出てきます!ただの名前なんで深く気にしなくていいです。
・GM7(9)
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・CM7(9)
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☆コード進行例(GM7(9),CM7(9)は、トニック、サブドミナントなどで使えます。) 
KeyG C→Cm→ GM7(9) 、KeyD GM7(9) →A7→ D6  
KeyC Dm→G7→ CM7(9) (エンディング)
KeyEm  Em7 CM7(9) D6
G6  

※太字のコード部分をクリックすると、これまで紹介したコードフォームが確認できます!
※複数のハーモニクスコードで進行させるのも最高っす!

3.不思議な響き!エンディングにもってこい!

長いコード名を気にする必要はありませんが、とても不思議な響きがします!
・FM7(9,♯11,13)
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左の場合は、先にハーモニクスを鳴らして、後から6弦実音を鳴らす技を使いましょう。

このFM7(9,♯11,13)はG6onFという別のコードとも考えられますが、その使い方はのちほど!

・CM7(9♯11,13)
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これもD6onCと捉えることが出来ます、のちほど紹介します!
☆コード進行例【FM7(9,♯11,13),CM7(9.♯11,13)は、断然エンディングにオススメです。】
KeyF B♭→Am→Gm→C7→FM7(9,♯11,13)(エンディング)
KeyC FM7(9,♯11,13)G6CM7(9,♯11,13)(エンディング)



4.限られた用途!だからこそ面白いコードたち!

D6onE
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G6onA
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☆コード進行例【D6onE,G6onAは、ドミナントとしてなら使いやすいです。】
KeyA Bm→D6onE→AM7
KeyD G6G6onAD6


・D6onF♯
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・G6onB
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☆コード進行例【D6onF♯,G6onBは、3度ベーストニックとして使えますね。】
KeyD D6onF♯G6G6onABm7
(関係ないですけど↑この「ⅠonⅢ→Ⅳ→Ⅴ→Ⅵm」の動きを「RADWIMPS進行」と僕は呼びます。)
KeyG C→G6onB→Am→D7→G6


・D6onA
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・G6onD
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☆コード進行例【D6onA,G6onDは、5度ベーストニックなので面白い使い方あります。】
KeyD D6onA→GonA→A→GonA
KeyD D6onA→DonC→G6onB→B♭M7
KeyG C→C♯dim7→G6onD→E7→Am→D7→G6


先ほどFM7(9,♯11,13),CM7(9.♯11,13)と紹介したものを別のコードとして捉えます。
・G6onF
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・D6onC
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☆コード進行例【G6onF,D6onCは、7度ベースドミナントとして使います。】
KeyC F→G6onF→Em→Am
(↑この「Ⅳ→ⅤonⅣ→Ⅲm→Ⅵm」は「卒業写真進行」ですね。)
KeyG D6D6onCBm7→B♭dim7→Am7→D6G6


・G♯m7♭5(G♯ハーフディミニッシュ)※4弦弾かない。
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・C♯m7♭5(C♯ハーフディミニッシュ)※4弦弾かない。
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☆コード進行例【G♯m7♭5,C♯m7♭5は、技ありな使い方が沢山できます。】

KeyD G♯m7♭5GM7(9)→F♯m7→B7→Em7G6onAD6
KeyBm C♯m7♭5→F♯7→Bm7
KeyB EM7→C♯m7♭5→BM7


5.まとめ

「んん?それでもやっぱり鳴らし方よくわかんないんだけどー」というそこのあなた、
この動画でハーモニクスコードを実際に鳴らしながら説明していますので、
よかったら参考にしてください!
7:14〜ハーモニクスコードの説明です。


どうです??こんなコードたち見たことありましたか??
実際に普通のコード進行に混ぜてみてください、すごく新しいサウンドじゃないですか??

このハーモニクスコードを知っていたとしても、
誰かが実際に曲の中で使っているのを見たら、
「うぉっ、」ってなります!!

さりげなーくこれらを混ぜて弾き語りやソロギターとかできたらすごいクールですよ。

さりげなーくです。これ見よがしにすると、ださくなる可能性があります。

さりげなーくが成功すれば、
「なんだ、あいつ、他の奴とはひと味ちがうっ、」ってなります。


6.番外編:Em7(13)

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KeyEm のエンディングにどうぞ。
もうこんなん考えてたら終わらないです、
ハーモニクスコードは奥が深い、、

小松のギターレッスンについて(自己紹介込み)