-目次-
1.メトロノームとは
2.自然界に存在しないメトロノーム
3.転がる卵
4.人工的なズレ
5.キーワード
「一定の間隔で」という部分です。
楽器を始めたばかりの人にとって、最も難しいことの一つが、
「テンポのキープ」ですよね。
難しい指などの動きに集中するあまり、一曲を弾いている間に無意識に大きくテンポが変わってしまいます。
そういった人の演奏を見ると、楽器経験者は、
「もっとメトロノームを使って練習すればもっと良くなるよ!」とアドバイスすることでしょう。
実際に、使い方にもよりますが、
メトロノーム練習は、確実に楽器上達への近道だと僕も思います!
(「メトロノームの使い方オススメ大全集」はまた違う記事でまとめます!!!)
しかし、果たして楽器を演奏するミュージシャンとして、
「メトロノームのような一定の間隔を刻む演奏」が理想と言えるのでしょうか?
タイトルの通りですが、そのままです。
メトロノームは、人工的に作られた機械です。
考えてもみてください、この自然界に、全くの狂いもなく一定のテンポを刻み続けるものなんてありますか。

蛙の声や、鳥の鳴き声、川の流れる音、雨の降る音、風の音など、
これらは全て一定のようで一定ではありません。
自然界には何ひとつメトロノームの様なテンポを刻むものはないはずです。
ミュージシャンが毎日向き合っているあの狂いのない一定のテンポという存在は、
実は自然界からしたら、とても異質なものなのです。

音楽は、自然の中に存在し、自然から生まれ、そこから発展していって出来たものだと思います。
しかし、メトロノーム練習の大切さを教則本や先輩から聞かされるあまり、
「メトロノームのような一定のリズムで演奏することこそ、音楽の理想だ!」と思ってしまうことがあります。
実際にメトロノーム練習はマジでマジで大切なんですよ!
(ここがややこしいのですが、メトロノーム練習の大切さと、メトロノームのような全て一定間隔のリズムでの演奏を目指すことは、全く異なる意味を持っています。)
皆さん知っての通り音楽に正解はないんですよね。
聞く者が、心地いいと感じるか、感じないか、です。
全く狂いのない一定のテンポが美しく心地のいいものになる場合ももちろんありますが、
その逆も然りだということです。
一定でなく、揺らいでいるリズム・テンポであっても、
それはそれで自然で、むしろ心地いいものになり得るのではないでしょうか。

大きな変化もなく転がっていきますよね。
それが例えばメトロノームだとします。
そうすると先ほど書いたお話は、
卵が転がるようなものを想像していただくと、いいと思います!

不安定で、一定の転がり方をしません。
でもそれって、見ていて楽しいかもしれませんよね。
ずっと見ていたくなるような魅力が、その転がり方にはあるんですよ。
メトロノームのような、全ての拍が均等な一定のリズムに、
あえて人工的にズレを加えることで、
新たに心地のいいリズムを作り出せるとしたら、
それにはどんな種類があるだろうかというお話が、今回のテーマです!
今回のライブのお話で、出てきそうなキーワードを挙げておきます。
(テーマと直接関係ないものも含まれているので、もしかしたら今回ライブで触れられないキーワードもあるかもしれませんが、気になるキーワードがあれば直接ご質問ください。)
・曲中で変化する基準音程
・Jacob Collier(ジェイコブコリアー)
・微分音
・Janelle Monae(ジャネールモネイ)
・民族音楽
・ウインナーワルツ
・音律
・平均律
・坂本龍一(YMO)
・Hip Hop
・ネオソウル
・J Dilla(ジェイディラ)
・D’Angelo(ディアンジェロ)
・Questlove(クエストラブ)
・酔ったリズム
・Chris Dave(クリスデイヴ)
このお話の続きは!!!
高知のCafe Clef での小松ライブにて!

このイベントでは、
小松が一人演奏の可能性に挑戦します。
1.メトロノームとは
2.自然界に存在しないメトロノーム
3.転がる卵
4.人工的なズレ
5.キーワード
1.メトロノームとは
メトロノームを見たことも聞いたこともない、という方はあまりいらっしゃらないでしょう。
みなさん一度は使ったか目にしたことがあると思います。
中には毎日練習に使っている、という方も珍しくないはずです。
この説明は必要でないかもしれませんが、
大事なことなので書いておきます。
メトロノーム(ドイツ語: Metronom、英語: metronome)とは、- 一定の間隔で音を刻み、楽器を演奏あるいは練習する際にテンポを合わせるために使う音楽用具である。by wikipedia
「一定の間隔で」という部分です。
楽器を始めたばかりの人にとって、最も難しいことの一つが、
「テンポのキープ」ですよね。
難しい指などの動きに集中するあまり、一曲を弾いている間に無意識に大きくテンポが変わってしまいます。
そういった人の演奏を見ると、楽器経験者は、
「もっとメトロノームを使って練習すればもっと良くなるよ!」とアドバイスすることでしょう。
実際に、使い方にもよりますが、
メトロノーム練習は、確実に楽器上達への近道だと僕も思います!
(「メトロノームの使い方オススメ大全集」はまた違う記事でまとめます!!!)
しかし、果たして楽器を演奏するミュージシャンとして、
「メトロノームのような一定の間隔を刻む演奏」が理想と言えるのでしょうか?
2.自然界に存在しないメトロノーム
タイトルの通りですが、そのままです。
メトロノームは、人工的に作られた機械です。
考えてもみてください、この自然界に、全くの狂いもなく一定のテンポを刻み続けるものなんてありますか。

蛙の声や、鳥の鳴き声、川の流れる音、雨の降る音、風の音など、
これらは全て一定のようで一定ではありません。
自然界には何ひとつメトロノームの様なテンポを刻むものはないはずです。
ミュージシャンが毎日向き合っているあの狂いのない一定のテンポという存在は、
実は自然界からしたら、とても異質なものなのです。

音楽は、自然の中に存在し、自然から生まれ、そこから発展していって出来たものだと思います。
しかし、メトロノーム練習の大切さを教則本や先輩から聞かされるあまり、
「メトロノームのような一定のリズムで演奏することこそ、音楽の理想だ!」と思ってしまうことがあります。
実際にメトロノーム練習はマジでマジで大切なんですよ!
(ここがややこしいのですが、メトロノーム練習の大切さと、メトロノームのような全て一定間隔のリズムでの演奏を目指すことは、全く異なる意味を持っています。)
皆さん知っての通り音楽に正解はないんですよね。
聞く者が、心地いいと感じるか、感じないか、です。
全く狂いのない一定のテンポが美しく心地のいいものになる場合ももちろんありますが、
その逆も然りだということです。
一定でなく、揺らいでいるリズム・テンポであっても、
それはそれで自然で、むしろ心地いいものになり得るのではないでしょうか。
3.転がる卵
綺麗な球体が平らな場所をコロコロ転がる様を想像してみてください、
大きな変化もなく転がっていきますよね。
それが例えばメトロノームだとします。
そうすると先ほど書いたお話は、
卵が転がるようなものを想像していただくと、いいと思います!

不安定で、一定の転がり方をしません。
でもそれって、見ていて楽しいかもしれませんよね。
ずっと見ていたくなるような魅力が、その転がり方にはあるんですよ。
4.人工的なズレ
メトロノームのような、全ての拍が均等な一定のリズムに、
あえて人工的にズレを加えることで、
新たに心地のいいリズムを作り出せるとしたら、
それにはどんな種類があるだろうかというお話が、今回のテーマです!
5.キーワード
今回のライブのお話で、出てきそうなキーワードを挙げておきます。
(テーマと直接関係ないものも含まれているので、もしかしたら今回ライブで触れられないキーワードもあるかもしれませんが、気になるキーワードがあれば直接ご質問ください。)
・曲中で変化する基準音程
・Jacob Collier(ジェイコブコリアー)
・微分音
・Janelle Monae(ジャネールモネイ)
・民族音楽
・ウインナーワルツ
・音律
・平均律
・坂本龍一(YMO)
・Hip Hop
・ネオソウル
・J Dilla(ジェイディラ)
・D’Angelo(ディアンジェロ)
・Questlove(クエストラブ)
・酔ったリズム
・Chris Dave(クリスデイヴ)
このお話の続きは!!!
高知のCafe Clef での小松ライブにて!

このイベントでは、
小松が一人演奏の可能性に挑戦します。
それと同時に、
毎回1つのふしぎな「音楽の謎」について、ミステリーハンター小松と一緒に紐解いていく、といった内容になります。
第二回のミステリーテーマは、
「自然界に存在しないメトロノーム-人工的なズレ-」です。
このブログを読んで、気になってしまった方は、ぜひ足をお運びください!
ライブにて、詳しくその謎に迫っていきたいと思います!
ライブにて、詳しくその謎に迫っていきたいと思います!
平成最後のロック(6/9)の日です!
ぜひ遊びに来てください!
ぜひ遊びに来てください!
小松洸陽の
「音楽ふしぎ発見」自然界に存在しないメトロノーム-人工的なズレ-
6月9日(土)
Cafe Clef (高知県いの町天王南4-1-1)
open 19:00 start 20:00
入場料:1ドリンク代+投げ銭
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